Short Short columns of sneaker

毎回、何をテーマにコラムを書くのかは…その時々、書き始める直前になって決める(決まる)ことが多いんです。
あれを書こう、これを書こうと閃きはするのですが、それを膨らませると口説くなり本質的なものが伝えられなくなるという自らの文章力の乏しさに直面させられています。
ひとつのテーマを深く掘り下げようとすると際限がなくなり、いつまで経っても完成しなくなるので何処かで折り合いをつけなければなりません。そこでちょっとズル?(笑)をしようと思います。
小説にはショートショートというジャンルがあります。今回はそれにあやかって?頭に浮かんだスニーカーに関連したことを短く書いたものをいくつかまとめてみることにしました。

余談ですが…かつてショートショートの第一人者といえば星新一さんという有名な作家先生がいらっしゃいました。20年以上前にお亡くなりになられていますが、その数年前にインタビュー取材で当時住われていた戸越のご自宅にお邪魔したことがありますり
前置きしておきます。小説のショートショートの名称にあやかっただけで、間違っても比べてはいけません!(苦笑)。悪しからず。

フェイクに対する個人的な対処法

1990年代、スニーカーのフェイクはパロディの域を超えていませんでした。例えばAIR MAXのフェイクはビジブルエア部分に楕円形のプラスチックが貼り付けられた様な笑えるレベルのものでした。
それが1990年代後半から2000年代に入るとオールブラックレザーのAIR TOTAL MAXやatmos提案のAIR FORCE 1 ターミネーターカラーの明らかに騙すことを前提にしたフェイクが出始めます。でも、これらはまだ手に取っでみるとフェイクだと判別できる範囲でした。ですが、現代のスーパーフェイクの最上位クラスは真贋判定が困難です。本物と並べて見比べても確実に判別がつくとは限りません。

この画像はフェイクです(画像提供:bootlegkiller.jp

だって、本物の様なスーパーフェイクが存在すると同時にフェイクの様な雑な作りの本物があったりするんだもん(苦笑)。
忘れてはならないのは、どんなに精巧に作られたハイプモデルのフェイクだったとしても、アウトレットで叩き売られている正規品の方が上だということです。
故に私は正規店でしかスニーカーを買いません。それがフェイクから自分自身を守る唯一の有効手段であり、フェイクを無くしていく小さな一歩だと思っています。

この画像はフェイクです(画像提供:bootlegkiller.jp

継続は人なり

私の個人サイト(Alternate Sneakers)は今年9月に24周年を迎えます。
どういう経緯で始めたのかは話し始めると長くなるので、需要があれば(笑)別の機会にしますが、もし…サイトをやっていなければ既にスニーカーから離れていたかも知れません。そしてその時々に私の周辺に存在したショップ、メーカー、ストリートブランドに所属した方々のお力添えがなければ四半世紀近くサイトを続けて来れなかったと思います。
個人情報にかかわるので全ての方のお名前を挙げることは出来ませんが、atmosの本明社長や阿久津さん、今井さんもその中に含まれます。

何が言いたいかというと「人」だということです。人と人との繋がりがなければ…スニーカーを買い続けることも、サイトを継続させることも、このコラムを書くこともなかったでしょう。
状況の良い時だけでなく、悪い時も変わらず存在してくれる人達との関係はお金では買えない財産だと思っています。

正確な歴史(過去の経緯)

私はよく毒を吐(ネガティブ発言?w)きます。
我ながら口煩く文句ばかり言う親父(オヤジ)化してしまっているなぁ!と我にかえることもしばしばです。スニーカー業界の者でない私が知っていることな高が知れているので偉そうなことは言えないのですが…間違った情報や歴史(過去の経緯)を然も事実かの様に臆面もなく発信しているのを目の当たりにすると…ついつい、ちょっと待て!となってしまいます。
特にメーカーさんは正確な歴史を伝えることが最低限の責務だと思います。百歩譲って間違いならともかく嘘はいけません、嘘は…。

趣味は抽選?

数年前までスニーカーを買う為に並んだことが殆どありませんでした(そもそも並ばないと買えないという状況ではなかったというのもあります)が2017年3月にAIR MAX 1 エレファントを買う為に協力してくれる知人と共に当時のスポラボ心斎橋店に並びました。多分、500名以上の並びだったと記憶しています。結果は知人が94番を引いて当選!私はハズれを引きました。
そしてその翌年の2月。約1年ぶりに並んだ目的のスニーカーはAIR JORDAN 1 RETRO HIGH OG BRED TOE。始発電車に乗り現地に着いてもまだ夜が明けきらない極寒の中、列の最後尾に辿り着いた時の光景を今も鮮明に覚えています。

以降、今日に至るまで数10回に渡って抽選にチャレンジしていますが、自分で箱の中に手を入れてクジを引く抽選では自慢じゃないですが当たったことがありません(今や当たらないことが自虐ネタになっていますw)。自力で引くクジで買える時は並んだ人全員が買える空クジのない時だけです。
ですがこれが実に楽しい!当たるか当たらないかの抽選を受ける際の高揚感と緊張感が堪らない(苦笑)。もはや目的がスニーカーではなく抽選なんじゃないか?と思うことさえあります。
なので、趣味は何ですか?と問われる食い気味に「抽選です!」と答えてしまうかも知れません。

画像の使用許可

ナイキジャパンがジュラルミン風ケースに入ったAIR JORDAN 1(2001)の抽選をまだメールで受付けていた2000年代になって直ぐの頃、オフィシャルサイトの画像を自分のサイトで使用する許可を得る為にナイキジャパンに問い合わせをしたことがあります。意向を伝えた数日後に書類が送られて来て、許可を出すにはその書類に記されている条件を承諾した上、署名捺印しナイキジャパンに提出する必要があったのです。書類にはスウッシュの画像は使ってはいけないとかNIKEの文字を画像に入れる際はブラックかオレンジのみを使うこと…等が明記されていました。その上でクレジットを入れればオフィシャルサイト内の全ての画像を使ってよいとのことでした。直ぐに署名捺印をして返送し晴れて画像の使用が可能となったわけですが、当時のオフィシャルサイトには使いたい画像が少なく、殆ど使用することはありませんでした。
ですが近年はスウッシュを逆さにしたり変形させてたりの何でもありのスニーカーが登場。ナイキさん…あの頃の厳格な指示は何処にいったんでしょうね?(苦笑)。
余談ですがフットロッカージャパンからも店頭の商品を撮影する許可(日本の本社会議にかけてもらった上で)を正式に貰っていました。ね!一応、真面目でしょ(笑)。毒は吐きますけど(苦笑)。

撮影許可

私がサイトを始めたのは1997年9月です。
自分が購入できるスニーカーは月に数足が限界なので店頭に並んでいる商品を撮影させてもらうことが日常でした。そしてその都度、店員さんに確認し許可を得る様にしていました。
何故そうしたかというと自分が過去に携わった仕事で経験したことが影響しています。例えば渋谷の喫茶店であるアイドルの取材をさせてもらった時のことです。インタビューをしながらカメラマンが同時に写真を撮るわけです。被写体はあくまでそのアイドルです。でも、ピントが合っていなくても背景として店内が映り込むので場所代?と店内の肖像権に対して最低1万円前後の料金を請求されることがありました。
これはスニーカーショップにも当てはまります。外観はもちろん店内のディスプレイはどの店も何らかのコンセプトにより考え抜かれた上で配置されています。厳密にはそこにも著作権というか知的財産権が発生するわけです。なので、たとえ口頭であっても一声かけてから撮影させてもらうのが最低限の礼儀だと考えていました。まして今と違って撮影に寛大なところは皆無に近く、挨拶もせずに撮っていると止められるし、止められなくても怪訝な顔をされるのが当たり前の時代があっということは知っておいて損はありません。
だって自分が住んでいる家を見ず知らずの人が勝手に写真を撮って立ち去って行ったら「はぁ?!」ってなりますよね。
著作権はその線引きが複雑で解釈が難しいのですが、画像や映像が営利目的に使われるなら…無許可だと殆ど場合アウトになります。

残ると余る

以前にも言ったと思いますが…発売日の翌日になっても店頭のディスプレイにあるスニーカーを指して余ってるという表現がよく使われていま。
余るといういうのはある一定の基準や時間を超えても残っている余剰なものを指し示すものだと思うのです。売る側のショップとしては即日完売するに越したことはないのでしょうが、接客し試し履きしてもらって数日から数週間、場合によっては数ヶ月かけて売ろうとしている商品の方が圧倒的に多いわけで…それでも売り切ることが出来なかった時に初めて余るという表現が当てはまるのではないか?と…。
なので私は発売間もないスニーカーが店頭に並んでいても余ってるとは言わない様にしています。
「昨日出たエアマックス、余ってるよね」という言い方って…なんか、見下してる感じがして個人的には好きにはなれないんです。
ユーザーの立場からだとその一定の基準というのが分かりづらいので仕方のないことかも知れません。なのでセール対象になったり、アウトレットに並ぶ様になった商品に対しては余ってると使う様にしたいなと思います。

リーク

スニーカー業界というかスニーカーヘッズの間でリークという言葉が当たり前の様に使われています。でも、リークって情報漏洩のこと。情報の共有とは意味合いが違っていて、一歩間違うと犯罪になります。
公にはなっていないものの、メーカーやその関係者が意図的に情報を流して市場操作している可能性も高いので某ゲームメーカーの様なことはしないと思いますが…リークは決してイメージの良いものではありません。そこのところを常に意識してこそのスニーカーヘッズではないかと思います。
情報を早く得るのは有り難い反面、昨年7月11日に日本でも発売が予定されていたというNIKE SB DUNK LOW PRO セブンイレブンがドロップ(発売中止)になった要因のひとつが画像のリークだったらしいので、良いことばかりではないということです。

スウッシュなのか?スウォッシュなのか?

SWOOSHの発音はアメリカ英語だとスウッシュ、イギリス英語だとスウォッシュと聞こえます。強いてどちらを使った方がいいかというと、やはりナイキはアメリカの会社なのでスウッシュの方かなと…。

比較画像

オリジナルと復刻、復刻と再復刻を並べて撮影して、その違いを検証する比較画像をやり出したのはもう20年以上前のことになります(苦笑)。
1月に公開されたコラムにAIR FORCE 1の黒蛇と達磨を、それぞれのオリジナルと比較した画像をアップすると書いていたので、やるやる詐欺にならない為にも今更感満載ですが、ここにアップします(苦笑)。

AIR FORCE 1 黒蛇

AIR FORCE 1 達磨

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