Where are the 2021 sneakers? -01-

2021年、スニーカーのリリースラッシュとコロナ禍は…まだまだ続く!

2021年、新年が明けて間もないというのに何かと慌ただしい。
NIKE DUNK、AIR FORCE 1 達磨、NIKE SB DUNK、AIR JORDAN 1等の発売が相次ぎ、スニーカーを求めて追いかけるというより、スニーカーのリリースラッシュに追い立てられる様な状況は今年も続きそうです。

続くといえば、昨年大晦日…東京都における1日の新型コロナウイルスの新規感染者数が1,337人と発表され、七草の日には2,447人の大台を軽く超え、1都3県で再び緊急事態宣言が発出されました。更には愛知や大阪を含む関西圏でも同様の宣言が出る方向に進んでいます(2021年1月9日現在)。
マスクを着用し、密にならなければ営業するスニーカーショップにおいての感染リスクは極めて少なくゼロに等しい。抽選の並びも一定の距離を保ち、会話を控えれば問題はない様に思います。
ただ、全国の新規感染者数が連日5,000人を超え、いよいよ10,000人到達が現実味を帯びて来ました。こういう状況下…目に見える長蛇の列はイメージがよろしくなく、あらぬ批判を受け兼ねないというリスクは否めません。
1月5日に複数のNIKE DUNKがナイキ直営店において抽選で先行販売されました。画像は大阪の直営店での並びの様子です。マスク着用を徹底しエタノールによる消毒、一定の距離の確保と会話を控え…そしてQRコードの読込みによる新たな抽選システムの導入で行列の滞留を短時間にする事を実現しています。

また、7日には今回のNIKE DUNKを取扱う正規リテーラーでも店頭抽選販売が実施され、店舗が分散している事もあり直営店ほどではないにしても50人〜150人程の列が各所で出来ていた様です。かくいう私もその内の1ヶ所に並んだ1人なのですが(苦笑)。

緊急事態宣言が再び出る事が現実化した日に…この行列が世間一般の方々の目にどう映るのだろう?とふと考えてしまいました。
昨年4月の緊急事態宣言時に開店前のパチンコ店に並んでいるおじさん達がストレス発散の為だとか、自分が感染しても1人暮らしだから誰にも迷惑をかけない等と手前勝手な事をメディアのインタビューに対して宣っていましたが、スニーカーを買う為の抽選に並んでいる自分はそのおじさん達と同じ様に見られてしまうのではないかと・・・。
パチンコ店は営業するにあたって10分に1回、1時間に6回以上…店内の空気を完全に入れ替える事が義務付けられており、遊戯台の左右にアクリル板ならぬ分煙ボードというものが数年前から殆どの店舗で設置済み、更に客が遊戯をやめる度にスタッフがハンドルをはじめ筐体をアルコール消毒するという感染予防を徹底しているにも関わらずメディアはその事には一切触れず、休業要請に応じない、密な行列が出来ているというところばかりを切り取り、本来の姿を報道しなかったわけです。そして、このコロナ禍に不届きな!と実態を然して調べもせずネットで批判を繰り広げる聖人君子が狂喜乱舞を始めました。
スニーカー抽選の並びも抽選を実施する店舗側は一定の感覚を維持させる、会話を控える、店内が密にならない様に入替え制にする等、出来得る限りの感染予防対策を講じているわけですが、列に並ぶ人数の多さだけが目立ってしまうのは必定で、目に見える範囲だけで緊張感が足りないと決めつけられかねません。
そしてそれは、店頭抽選を実施したナイキを筆頭に各スニーカーショップ、そして我々ユーザー全体のイメージが損なわれる事に直結するので、非常に残念な事だと思うわけです。
何故なら昨年12月のAIR MAX 95 OG イエローグラデが発売された頃と…東京での1日の新規感染者数が1,000人を超えた大晦日以降とは明らかに社会全体の風潮が違っているので、メーカーとその直営店はリテーラーに対し率先して模範を示すべきなのでは?と・・・・。
因みに1月5日のNIKE HARAJUKUには約800名、NIKE OSAKAは約600名、NIKE FUKUOKAは約250名が並んだそうです。

NEXT – Coming soon

Related Article List