BADLANDER改めRADLANDER復刻!

オリジナルは1997年の冬に発売され2001年頃まで数年に渡って継続リリースされたadidas EQ. BADLANDER。
アッパーにはヌバックを採用し、ソールにはTORSION SYSTEM(トルションシステム)を搭載したトレッキング(アウトドア)シューズです。
カラーリングは代表的なベージュに加え、セカンドカラーとしてグレーが登場。
その後、ブラウン、ネイビー、レッド(かなり暗めの赤)、ブラック他…カラバリエーションが展開されました。
また、ローカットバージョンも複数カラー存在しますが…BADLANDERといえば、想起するのはやはり画像のタイプ。

1997年の冬といえば…メーカーもリテーラーもユーザーさえもハイテクスニーカーブーム終焉を身に染みて実感したであろう頃。その時期にあって人気沸騰という形容を使っても差し支えのないニーズの高さを誇ったのがBADLANDERでした。

時代的に現在と違って各リテーラーへの入荷数も限られていただけでなく、発売日が厳格に定められておらず、またリテーラーそれぞれの諸事情によって入荷日も一律ではなかった為に、
買える買えないは運良く出会えるか否かによって左右されました。

当時、BADLANDERが強く受け入れられた正確な理由は不明です。
90年代中期のハイテクスニーカーブームはナイキ以外のメーカーも均等には言い過ぎですが、それなりのセールスを記録した時代。
そのハイテク感に飽きた後の目新しい風貌であるBADLANDERに注目が集まったというのは、どうにも後付け的な理由の様な気がします。

因みに1997年に初登場したファースカラーの本体価格は18,000円でしたが、1999年11月にファーストカラーが再販され時の本体価格は19,000円になっていました。

そのBADLANDERがモデル名をRADLANDERに改めて(商標の問題からか?)間もなく復刻発売されます。ADIMATIC、LAWSUITに続く往年のスニーカーファンにとって思い出深きノスタルジーを感じる復刻です。
90年代後半に20歳前後のだったスニーカーファンにとっては過ぎ去ったあの頃が甦るであろう1足。そうでない人にとっては「何だこれ?」という初めて目にする新しい1足として映ることでしょう。

歴史が長くなればなるほど、同じくモデルであっても…「懐かしい」と「初めて」という2つのファルターを通して評価や見解が異なるところに、スニーカーの面白さがあります。

最後に初めてBADLANDER(RADLANDER)を手にする方の為に…。
シューレースを通したシュータン部分を覆うという構造上…甲高の人はサイズ選びに注意が必要かと思います。
この件については、atmosのスタッフさんに復刻されるRADLANDERを実際に試し履きしていただいた上で、atmos TVやアプリ内で解説とアドバイスをしていただければ解決すると思います。

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