
atmosの使命
TEXT by Koji UEDA ( Alternate Sneakers )
【atmos 千駄ヶ谷店 リニューアルオープン】
昨年12月21日よりリニューアルの為に一時クローズしていたatmos千駄ヶ谷店が3月30日にリニューアルオープン。
その前日(3月28日)のメディアプレビューとレセプションパーティーにお声をかけていただき、お邪魔して来ました。
千駄ヶ谷店は2021年6月に展示イベント【偏愛】NIKE DUNK COLLECTIONを開催していただいた…私にとって思い出深い場所。
これまでは、通りすがりの一般の方には一見してスニーカーショップだということが伝わらない様な他にはない佇まいで、その異彩を放ったコンセプトによってatmos各店の中にあって最上位ランクに位置していました。


今回のリニューアルにより、最上位ランクはそのままに…これからも日本のスニーカーシーンを牽引し、世界に誇れるatmosであることの意思表示と世界のスニーカーブティックに負けないクールなショップとして昇華。日本のスニーカーストーリーを発信していくコンセプトストアにグレードアップされています。
ショップコンセプトは江戸時代に普及した「寺子屋」からインスピレーションを得て、日本の伝統的な文化をatmosのフィルターを通し日本のユーザーはもちろん世界から集まるスニーカーファンにとってスニーカーカルチャーを学べるコミュニティの場所にすることを目標としているそうです。


※新生atmos千駄ヶ谷店についての更なる詳細は、https://media.atmos-tokyo.com/atmos-mag-journal/atmos-enewal-open/をご覧下さい。

メディアプレビューの時間帯にお邪魔した際、出井さんと加藤さんという千駄ヶ谷店のスタッフさんからご挨拶をしていただきました。お2人とも若く、好感度もさる事ながら何かキラキラしていて…こういう人達が未来のatmosを支えていくのだろうなと。親子ほどの年齢差がある私としては、ただただ眩しく、頑張って欲しいという思いでいっぱいになりました。
それにしても東京でのレセプションに参加したのはいつぶりの事でしょう。
NIKE DUNK BE TURE TO YOUR STREET、adidas Originals Consortium、STUSSY HARAJUKU、UNDEFEATED TOKYO以来…?
大阪にいると距離的にそうそう参加出来るわけもなく、そうなると段々お声もかからなくなります。何れにしても随分と久しぶりの事だったのは確かです。
【AIR MAX DAY その後】
周知の通り2月24日にSupremeとのコラボバージョンを先行リリースし、3月12日にはALL DAYを極少展開で市場に投入。
一連のプロモーションにおいて代表的な存在として位置付けたフラッグシップカラーであるALL NIGHTをAIR MAX DAYに発売。

同時進行でNIKE × atmosによるイベント「CLUB AIR MAX」が3月2日の札幌を皮切りに広島、東京、名古屋、京都の順で開催され、5会場でAIR MAX DNの各ラインナップを参加者にお披露目する等…近年では最も訴求率が高かったAIR MAX DAYプロモーションになりました。

私自身、過去5ヶ所を含めて「CLUB AIR MAX」とは全く関わりがないので推測でしかありませんが…開催時期は未定であるものの、おそらくはリークされているAIR MAX DNの新色、或いはその他のAIR MAXシリーズが発売されるタイミングで福岡でのCLUB AIR MAX開催が決定しています。
毎年、3月26日が最高潮でその後…徐々に忘却される例年とは違い、プロモーションを継続的に行なう事はスニーカームーブメントが落ち着いた今だからこそ必要。
更に既存のスニーカーファンを囲い込むコミュニティで終わるのではなく、手法を変えて新規ユーザーを開拓する為のコミュニティへと進化して欲しいと願っています。それは千駄ヶ谷店が掲げるコンセプトにも通じる事でもあるからです。


直近の「利益獲得を目的としたデータに基づく計画」と「未来の大きな利益をもたらすカルチャーを芽吹かせる自由な発想よるイベント等の取組み」はatmosの最大の武器であり、エンドユーザーに最も近い距離にある atmosにしか出来ない事。それは、日本のスニーカーシーンを牽引して来たatmosに課せられた使命でもあり、2次流通に支配されないネクストムーブメントを創造するには必要不可欠なビジョンでもあるはずです。
利益追求と開拓の為の取組み。
この両翼をやらないとスニーカーの未来は決して明るくありません!

…などと偉そうな事を申していますが、AIR MAX DNのALL DAY、ALL NIGHTの実物には触れた事すらない事に今気付きました^^;。
