
New Balanceの新作、「M5740」の魅力。
先日、New Balanceの長い歴史に名を刻む一足、「M5740」が新たに登場した。

パープル、オレンジなどのビビットカラーをヒール部分に採用し遊び心溢れる一面も見せつつも、ニューバランスならではのクラシカルな印象を損なうことのない洗練さを誇る。
そのデザインソースは「574」や「650」、「327」にもみられる特徴を取り入れた、独自の成長と多岐にわたるアーカイブを持つニューバランスならではのルーツからなる。
・永遠の定番「574」
ランニングシューズとして1980年代半ばに誕生したニューバランスのアイコン「574」。高いクオリティ、比較的手ごろな価格、豊富なカラーバリエーションの三拍子から「世界で一番履かれているニューバランス」とされている。恐らく誰もが思い浮かべる最もポピュラーな定番モデル。

今作では大まかなベースとされており、主にミッドソール下層部に採用されている。

・ENCAPを用いたソールが最大の特徴の「650」
1994年に登場したライトウェイト・クロストレーニングモデル「650」は、ボリューム感のあるENCAPミッドソールと重厚な存在感を放つ、レザー、メッシュの異素材を用いた仕様。高い機能はそのままに、ミッドソールのウェービーなデザインが特徴。

ミッドソール上層部に「650」の要素を採用。今作の最も目を惹く箇所のルーツに。

・ミニマルかつスタイリッシュな「327」
昨年新たに登場した「327」もまたルーツが基調とされており、1970年代のニューバランスを代表するランニングシューズ「320」「355」「Super Comp」、 3つのモデルからインスパイアされて誕生。スマートなアッパーが現代的でフレッシュな印象を与える。

サイドに配されたオーバーサイズのNロゴが新たなニューバランスのトレンドに。

アイコニックな574に現代的なブランディングを施してリミックス、反射材を使った機能的なディテールやサドルなどのヘリテージなデザインをベースにしながら、細かく重なりの多いパーツやウェービーなパターンを取り入れ、クラシックなスタイルを見事に現代的にシフト。素材にもプレミアムなスエード、ヌバック、メッシュのアッパーを取り入れ、遊び心あふれる表現豊かな一足に。
伝統をふんだんに取り入れた、魅力溢れる一足をコレクションの一つに取り入れてみてはいかがでしょうか。

